会社の駐車場に着き、朝陽の車に横付けした。
俺も車を降りて朝陽を見送る。
「明日は休んでいいからな。
気を付けて帰れよ」
真っ直ぐに正面から俺の目を見つめた朝陽が、今まで一度も見たことのないようなとても綺麗な笑顔を俺にむけた。
「うん…いろいろありがとう。
明日会社に退職の話をしに来る。
今まで…どうもありがとう。
たぶん、私………
一緒にいていつのまにか蓮司とした約束破ってた。
ずっと言えなかった。
蓮司が好きだった。
さようなら、香田くん」
朝陽が俺に抱きつき、背中に回った腕はすぐに離れ車のドアを開けて身体を中に滑り込ませた。
その背中に慌てて声をかける。
「佐藤、俺たちはYAMASE の同期だ。例え会社を辞めてもそれは変わらない。
ありがとう、朝陽!」
窓から手をふり朝陽の車が走り去る。
車が見えなくなるまでずっとその場で朝陽の車を見送っていた。
俺も車を降りて朝陽を見送る。
「明日は休んでいいからな。
気を付けて帰れよ」
真っ直ぐに正面から俺の目を見つめた朝陽が、今まで一度も見たことのないようなとても綺麗な笑顔を俺にむけた。
「うん…いろいろありがとう。
明日会社に退職の話をしに来る。
今まで…どうもありがとう。
たぶん、私………
一緒にいていつのまにか蓮司とした約束破ってた。
ずっと言えなかった。
蓮司が好きだった。
さようなら、香田くん」
朝陽が俺に抱きつき、背中に回った腕はすぐに離れ車のドアを開けて身体を中に滑り込ませた。
その背中に慌てて声をかける。
「佐藤、俺たちはYAMASE の同期だ。例え会社を辞めてもそれは変わらない。
ありがとう、朝陽!」
窓から手をふり朝陽の車が走り去る。
車が見えなくなるまでずっとその場で朝陽の車を見送っていた。