「なぁ、明莉‥俺たちもさ子供‥」

「ダメっ!」

と熱のこもった瞳で見つめる俺の言葉を明莉にさえぎられる。

髪をアップにして、白いうなじがみえる着飾った明莉は、とても可愛くて綺麗で‥一緒にいて触れたくて堪らないのだ。

そんな俺の瞳に気がついた明莉は、俺を軽く睨みつけ

「来月は私達も結婚式なんだからね?
もうこの間みたいなことは絶対にやめてよ?

‥痕なんてひとつでもつけたら一生口聞かないんだからっ!」

と頬を膨らませる。

「見えないところなら問題ないだろ?」

そっと伸ばした手は隣に座る彼女の小さな手と指を絡めてぎゅっと繋ぐ。