—チュンチュンッ



「んっ」



太陽の光と小鳥の声で、目が覚めました。



「っ?!」



そして少し上を向いたら恭也さんのお顔が目の前にありまして。



それはもうキスができそうなくらいの距離で。




ってなに考えてるの私?!



とにかく、早くベッドから出なくては私の心臓が持ちませんわ!!



そう思ってベッドから出ようとすると、



「キャッ」



すぐ恭也さんに引き戻されてしまいました。



「恭也さん、起きてたんですの?」



「今起きた。」



そう言って私をベッドの中で抱きしめる恭也さん。



ん?



抱きしめる…って



「きょ、恭也さん、私はベッドから出たほうがいいと思うのですが…!」



とてもお恥ずかしいですし…!!



「お前に起こされたから罰としてお前も道連れだ。」



え、えーっ?!



「恭也さん、私みなさんの朝ごはん作りたいので、離してください…!」



もぞもぞと動いてもびくともしない恭也さん。



さ、流石にお強い…!



「恭也さん!」



む、無視は酷いですわ…!



むーっと頬を膨らませて恭也さんの方を見ていると、



「ぷっ、ククッお前は表情がコロコロ変わって忙しいな。」