「え、っと…宮瀬さん?」
この方々は誰なのでしょうか…。
「ごめんねー、高宮さん。じつは俺ブラッドのメンバーでさ、高宮さんを総長のところに持ってけば幹部に昇進できるんだよね。」
ニッコリ、ときみの悪い笑みを浮かべてそうおっしゃる宮瀬さん。
って、宮瀬さんブラッドのメンバーでしたの?!
「あ、あのみなさん勘違いされておりますけど、私青龍の姫ではありませんわ!」
そうよ、誤解を解かなければ…!
「は?何言ってんのこの子。」
「嘘はいけませんよー、麗花ちゃーん。」
そう言ってギャハハハ、と笑う宮瀬さん以外のお三方。
この方々も、ブラッドのメンバーなのでしょう。
「何言ってんの、副総長の三沢龍斗に助けられたんでしょ。
それにほぼ毎日青龍の幹部の誰か直々に迎えに来てるみたいだし。
これで姫じゃないわけがないでしょ。」