「おい、着いたぞ。」
そして昨日と同じ、アジトにつきまして。
「「「「「お疲れ様です!!!」」」」」
入った瞬間に、何十人の方々が龍斗さんに頭を下げられる。
「本当にすごいお方なんですね、龍斗さん。」
「まあ一応副総長だからな。でも総長の恭也には全然かなわねーよ。」
これでも総長の恭也さん、という方にはかなわいのですか…。
恭也さん、という方はそんなにすごいお方なのですね。
そして昨日と同じように二階に上がると、幹部の方々がいらっしゃって。
「あ、麗花ちゃん!こっちこっち!!」
あれは確か、椿唯斗さん。
みなさんソファに座っておられますけど、私はどこに座ればいいのでしょう…。
「ここに座れ。」
そう言われて腕を引っ張られると、
ボスンっと真崎さんの隣に座っていました。
「え、っと、ありがとうございます?」