今日も今日とて学校へ
あの日から何となく一日中絵を描いて、授業受けての日々が続いた
ももちゃんや、ここちゃん、前同じクラスだった、はるやって男子
としか話していない。
まぁ、楽しいから他の子と話さなくてもあんまり支障はない。

「オッはよー! また、描いてんの?」
ももちゃんだ。
私が他の子と仲良くしてないのを心配してるようだ
優しいな、ももちゃんは、、

ぴょこっ
そんな、効果音がつきそうな感じで
あの子(席替えの日話しかけてきてくれた子)がももちゃんの背中から顔だけでてる。
「絵、上手だね!」
その子が褒めてくれた。 笑顔だ。
「ありがと」
私は気の利いた言葉が見つからずそれだけ言った。
「ひなちゃんだよ!」
ももちゃんが口を開いた。
ひなちゃんっていうのか、この子。
「大久保ひなです。 これから宜しくね!
まりんちゃんだよね? 違ってたらごめん。」
笑顔でサラッと自己紹介。
「あってるよ よろしくお願いします.......。」
何故か敬語になる私に「敬語じゃなくていいよ!同い年だし」
と言ってくれた。
ひなちゃんは「絵、みていい?」と私のスケッチブックを見始めた。
何をしてても可愛い。
ザ、女子って感じ。

「あの、よかったら、この絵描いてこよっか?
えーっと、好きなシーンとか言ってもらえれば描くから.......。」
自分でもなんかよくわかんないこと言っている。
「え!?いいの?
ありがと〜」
ひなちゃんがニコってした。
「じゃあ、このシーンなんだけど.......。」

━家へ
「ただいま。」
帰ってきてすぐ自分の部屋へ。
頼まれた絵を描くことにした。
宿題もやって、寝た。