「毎朝約束して、一緒に行ってくれても…」
「ないです」
だろうな〜と思っていたから、こんなにきっぱりさっぱり断られても、そこまで大ダメージではない。
むしろ、なんだかんだ言いながら、私の歩幅に合わせて少しゆっくり歩いてくれる橘くんに胸キュンしてるくらいだ。
朝から幸せすぎる!!
「じゃあ、たまーに、会ったときだけでも、一緒に行こう?」
「…っ!!むりです」
むり、なんて言いながら、私が走ってきたら、止まって待っててくれるんだろうなあ〜、なんて想像しては、さっき同じことをしてくれたことを思い出してにやける。
なんて素敵な朝なんだろう。