「みっちー、置いてくよー?」 「丘ちゃん、待って待って!」 明るい日光が差す1-4の教室に、遅れて教室を出ようと急ぐ私「佐倉美奈」の声が響く。 親友の「丘野美那」は、呆れたようにドアの前で足を止めてくれる。 「おまたせ。行こう…ってうわ!?」