ある暖かい春の日のこと。

白雪姫がいつものように地上を眺めようとルイスの国を覗くと、そこは火の海でした。

「ルイス!ルイスは何処!?」

目を凝らし探すと、ルイスは燃える城の中に取り残されていました。

「大変だわ!」

白雪姫は手を上にかかげ、雪を降らせました。

しかし、火の海は消えません。

今度は手に力を入れ、吹雪にさせました。

すると、やがて火の海は弱まり、ルイスも無事助かりました。