「暇だ……」


あたしは遊ぶ気になれず
ある土手に座っていた。


━風が気持ちい…


唯一、あたしが和める場所だ。


「あんた何やってんの??」

と、背後から声が聞こえ
思いっきり背中を押された。


「…ぅわわわっ……」


案の定、土手から
滑ってしまった。