誰もいない部屋にふたりきりの時間が流れていた……



拒んできた気持ち、私の中にはもうなかった…。




キスを落とされ、
ふたりの口びるが重なるとき…


お風呂あがりのふたりからは、
良い香りがしていた。



改めて告白をされて、
この場で付き合ったふたりは…



誰一人いなかった部屋で、
付き合って初めてひとつになった。



でも…恥ずかしい気持ちは更に増した。


悠樹くんや阿佐くんが戻ってきてしまう……

廊下越しから聞こえるんじゃないかな…



誠実のエスカレートする行為は今までにないものだったから、
いつになくハラハラドキドキしてしまった私。


『大丈夫……。
幸せだよ。
だから、分かち合いたい』