お風呂場での語り合いが終わると着替えた私たちの前には…



誠実や悠樹くん、阿佐くんがいて……



『お前らもかよー…』


3人が叫んでいるそばで、
前には誠実がいてドキドキする私がいる。


その気持ちを知ってか、
近づいてきている誠実がいる。


『光里♪ 可愛いじゃん♪ 髪垂らして…。
エロっ…』

『誠実…。やめてよ…。みんないるんだからね。』


夜御飯の時、
向かいに座る誠実を意識してしまう私…


そんな時に限って、
誠実は声を掛けてくる……


『あとから会おう?』

『うん…良いけど。
どこで会う?』

『みんな他の部屋に行くから…来ない?』


そう、
この夜のことだった


誠実がいる部屋へと行くと…

誠実は寝たフリしてしまったかと思いきや、

私に抱きついてきたことから……



『んんっ。お願い…。ダメダメ…』

『やっぱり好きだ。』




まだ言えてないことに気づいた…


後悔したくない、そう思いながら修学旅行に来ていたから。





『私も好き』