これは私と彼の3年間のある物語。

「 はじめまして」それが君との初めての言葉だった。
初めの印象は静かで少し話しがたい感じだった。

自己紹介で相手の好きなものや事を覚えようゲームをして、私は静かな方ではなかったため、ウケを狙いに黒板消しが好きと言った。
すると彼は少し苦笑していた。
あーやっちゃったなと思いながら時間は過ぎていった。

次の日、「学級委員発表します」先生から一言。
誰だろうと思ってると
「園山君、⚫⚫さん」
立ち上がった人を見るとそこには昨日の彼が立ち上がっていた。
っえ.......昨日の彼す、凄い!っと、感心しているのと同時にもっと彼を知りたいと感じた。

君と話し始めたのは同中の男子が彼に私の事を話していて「もー、辞めてよ〜」と笑いながら怒ってた時だった。
当時の私は体型が良いとは言えなかったが、その体型のおかげで親しみやすさがあり、彼と少しずつ、距離を縮めていった。

時日は過ぎ、5月に入ると運動会の練習が始まった。
運動が苦手な私はとても嫌いな行事で、周りにもとても足の遅さで馬鹿にされた。
そんな中彼は、「頑張れ〜小林」と笑顔で応援してくれた。
ダメな私にも関係なく応援してくれることに対して私は凄く嬉しくてやる気を出せた。
彼は皆が気づかないことにも気づいてくれ、一言言ってくれた、「小林お前少し早くなったな」私は心の底から喜び、「ありがとう!」と笑顔で答え練習に励んだ。