「何かありましたら、いつでもわたくしを呼んでくださいね。芭瑠さまは暴走されると手に負えませんので」

「えっ、あっ、えと……」

返事に戸惑っていると。


「ってか、柏葉いったん部屋から出て行ってくれる?僕の可愛い芙結をこれ以上見せたくないんだけど」


はっ、そうだ……!
芭瑠くんにワンピースを脱がされかけているせいで、なかなか際どい格好になっちゃってる……。


「そうですか。では着替えが済みましたらダイニングルームまでいらしてください」


そう言うと、柏葉さんはササッと部屋から出て行った。


「あ、そうそう。芙結の服だけど別の部屋に用意してあるから好きなの着るといいよ」


「別の部屋?」


えっ、服ってクローゼットとかに入ってるものじゃないの?


「ついておいで。芙結に似合うと思う服をたくさん用意してあるから」


そう言って寝室を出ると、またしても部屋の中に別の部屋があり、そこの扉が開けられてびっくり。