進行を止めたいのに私は止められない。看護師さんだって止められない。
進んでほしくないのに。これ以上何もできなくなるなんて嫌なのに身体が言うことを聞いてくれない。
だって恐れていたことが起きてしまったんだから。
前よりも開くのが億劫になった口を小さく開けてお粥を入れてもらう。
最近は喉を通っていかなくて、零れてしまってる方が多いと思う。
「もういらない?」
「う…………ん」
お腹が空かない。食べようとしても全く喉を通らない日が増えた。
ストローをくわえて吸った。お茶が口いっぱいに広がる。そのまま飲みこもうとしたのに飲み込めなくて。
咳をしたら……と思ったらできなくて我慢していたけれど、
「ごぼっ……はぁ……っ……はぁ……」
あ……っとなった時はもう遅かった。先生が私の背中をさすっている。
「はぁ……せんせ……」
先生離れてと思っても先生は離れてくれない。そしてしまいには、
「ご……めっ……ん……」
進んでほしくないのに。これ以上何もできなくなるなんて嫌なのに身体が言うことを聞いてくれない。
だって恐れていたことが起きてしまったんだから。
前よりも開くのが億劫になった口を小さく開けてお粥を入れてもらう。
最近は喉を通っていかなくて、零れてしまってる方が多いと思う。
「もういらない?」
「う…………ん」
お腹が空かない。食べようとしても全く喉を通らない日が増えた。
ストローをくわえて吸った。お茶が口いっぱいに広がる。そのまま飲みこもうとしたのに飲み込めなくて。
咳をしたら……と思ったらできなくて我慢していたけれど、
「ごぼっ……はぁ……っ……はぁ……」
あ……っとなった時はもう遅かった。先生が私の背中をさすっている。
「はぁ……せんせ……」
先生離れてと思っても先生は離れてくれない。そしてしまいには、
「ご……めっ……ん……」