冷蔵庫からペットボトルの水を取り出し ひと口飲んでふうっと息を吐いた。 そして仕事用の制服に着替えて 手短に身嗜みを整えた。 玄関のドアノブに手をかけると ビニール傘が視界に入り、 昨日の出来事は夢ではないよと 教えてくれたような気がする。 自宅から10分程歩いて 商店街を通り抜けた場所に 私が働く職場がある。