「思ったんだけど…送信時間、
 23時41分までしか表示されないよね?」


「ちゃんと23時41分6秒、
 ぴったりに送ってるよ」


「いや、絶対6秒まで待ってないでしょ。
 それか過ぎてそうだし…
 秒数まで確認してないでしょ?」


彼女は微笑み、口元を両手で覆った。


「やっぱり〜!図星じゃん!」


女性は、手を叩きながらさっきよりも
少し大きな声で笑った。