それなのに、美樹は次の週から
学校を休みがちになった。

そんな日は、桜都は学校帰りに
桜都のところへ寄った。

「いらっしゃい桜都ちゃん、
今日も来てくれたのね。ありがとう。」

美樹の母は、桜都が来るといつもそう言って、
つまらないものだけど、と、お菓子をくれた。


美樹の部屋は女の子らしい部屋で、
とてもきれいに片付いていた。

さすが美樹、と思いながら
桜都は美樹が寝ているベッドに近寄って、
スッと座った。