「美樹!みーきっ!」

いつからか、美樹は授業中も
よく眠るようになった。

「もう美樹ったら!また寝てたの?」

それは中一の冬頃だったと思う。

「うん、、。なんか最近、体が怠くて、、。」

そう言った美樹の額に
桜都は手を当てて、
自分の額と温度を比べた。

「でも、熱は無いみたいだね。
きっと疲れが溜まってるんだよ、。」

きっとすぐ良くなるよ、と桜都は言った。