瞬くんとは直近の休みがなかなか合わなくて、仕事終わりに会うことになった。
「んんっ?」
更衣室で着替えていると、後から入ってきた朱里ちゃんがじろじろと私を見る。
「もしや結衣先生、デートかい?」
「あ、朱里ちゃんっ!」
ドキリと跳ねた私に、朱里ちゃんは口元を押さえて手をおばさんみたいにパタパタと振る。
「やだ、図星?マジ?なになにー?どこで知り合ったの?」
矢継ぎ早に質問され、私はたじたじだ。
興味津々な朱里ちゃんはずずいっと私に寄ってくる。
「えっとぉー、この前の瞬くん」
「瞬くん?」
ゴニョゴニョと告げると、朱里ちゃんは思いきり首を傾げた。
「朱里ちゃんの結婚式に直樹さんの友人で来てた……」
意味が分からなさそうにしている朱里ちゃんに瞬くんとは誰なのかを説明すると、朱里ちゃんは私の肩をぐわっと掴んでガクガクと揺する。
「ええっいつの間に?!やったじゃん、結衣にも春がきたー!デートだー!」
「や、違う。デートじゃなくて、写真を貰いに行くだけ。お、落ち着いてぇ」
大興奮の朱里ちゃんに、私は焦る。
「写真~?ほ~?こんなおしゃれして?」
朱里ちゃんはいやらしい目で私を見ながらニヤニヤと意地悪く笑う。
「もー、からかわないでよ」
「いーじゃんいーじゃんついに結衣にも春が来たのねー」
「ま、まだ付き合ってないし!」
「結衣先生、この機会を逃してはならんよ」
そう言うと、朱里ちゃんはビシッと敬礼して私を送り出した。
朱里ちゃんのせいで、余計にドキドキが増してしまった気がする。
「んんっ?」
更衣室で着替えていると、後から入ってきた朱里ちゃんがじろじろと私を見る。
「もしや結衣先生、デートかい?」
「あ、朱里ちゃんっ!」
ドキリと跳ねた私に、朱里ちゃんは口元を押さえて手をおばさんみたいにパタパタと振る。
「やだ、図星?マジ?なになにー?どこで知り合ったの?」
矢継ぎ早に質問され、私はたじたじだ。
興味津々な朱里ちゃんはずずいっと私に寄ってくる。
「えっとぉー、この前の瞬くん」
「瞬くん?」
ゴニョゴニョと告げると、朱里ちゃんは思いきり首を傾げた。
「朱里ちゃんの結婚式に直樹さんの友人で来てた……」
意味が分からなさそうにしている朱里ちゃんに瞬くんとは誰なのかを説明すると、朱里ちゃんは私の肩をぐわっと掴んでガクガクと揺する。
「ええっいつの間に?!やったじゃん、結衣にも春がきたー!デートだー!」
「や、違う。デートじゃなくて、写真を貰いに行くだけ。お、落ち着いてぇ」
大興奮の朱里ちゃんに、私は焦る。
「写真~?ほ~?こんなおしゃれして?」
朱里ちゃんはいやらしい目で私を見ながらニヤニヤと意地悪く笑う。
「もー、からかわないでよ」
「いーじゃんいーじゃんついに結衣にも春が来たのねー」
「ま、まだ付き合ってないし!」
「結衣先生、この機会を逃してはならんよ」
そう言うと、朱里ちゃんはビシッと敬礼して私を送り出した。
朱里ちゃんのせいで、余計にドキドキが増してしまった気がする。