啓斗さんは、アタシの隣に座ると、アタシの頭を撫でる。



「本当、うららは可愛いよな。」


「……何が…言いたいんですか?」



正直、アタシは頭の上に乗った手が嫌で仕方なかった。



何か…啓斗さんが怖い。



「アタシ…どうしてここに…?」


「うらら、昨日倒れたから連れて来たんだ。

ちなみに、ここは俺の部屋。」


「うそ…。啓斗さんの部屋…?」