いろいろと大変な情勢の我が家だ。



そして、よく殺されかける俺とリュークは、最近温かいものを食べた記憶がない。



そろそろ、キャシーのご飯が食べたいな…。



「父しゃま、おかえり、です」

「アレク、ただいま。お利口にしていたと、ジョアンから聞いたぞ?」

「お利口、僕」



末っ子のアレクサンダーに癒される。



アレクだけが俺と同じ髪の色で、瞳がグリーン。



ちなみに、リュークは金色にグリーンの瞳、グレースは桃色の髪にオレンジがかった瞳。



もうひとりの息子、レオナルドは珍しいことに2色の髪色で、半分が金で半分がキャシーと似たような茶色に近い色。



瞳はブルーで、初めて見る人種なのではないかと思ったくらい。



「レオは?」

「いるよ、父上」

「おぉ、留守中は変わりなかったか?」

「今気づかなかった?水魔法の応用なんだって。すごい?ねぇ、僕すごい?」

「上位魔法は使うなと言ってあったはずだが?」

「褒められたかっただけだもん…」

「お前は本当に…魔法の使い方が天才的だな…」

「やった‼︎ねぇ、父上、おみやげはぁ?」



一番やんちゃなのが、このレオナルドだ。