俺のリスは母親になっても愛らしい…。



「リュークは夜にあまり泣かない子だと聞いた。本来なら夜も子ども部屋で過ごすのがシュナウト家の子育てだ。どうする?夜の乳母を雇い、別々に眠るか?」

「リュークと一緒に眠りたい…」

「あぁ、俺もだ」

「でも、たまにはふたりで過ごしても…なんて、贅沢なことを言ってますよね…」



キャシーからこういう提案をしてくるとは思ってなかったな…。



要するに、お互いに限界だということなのだろう?



「赤子のルイの世話をしていたメイドがいる。頼んでみるとしよう」

「た、たまにでいいのですよ⁉︎」

「あぁ、わかっているよ、愛しい人」

「うぅぅぅぅ…。甘えたい…」

「俺も甘やかしたい」



さぁ、張り切って仕事を終わらせよう。



夜の子守の話をメイドにすると、快く引き受けてくれた。



よく寝る方だとジョアンが言っていたから、そんなに大変ではないと思うのだが、手当ては思い切り弾もうと思う。