水を飲んでシャワーを浴び、着替えてからキャシーとリュークの顔を見に部屋に戻った。



「おはようございます、アンドリュー様」

「おはよう、愛しい姫」



チュッとオデコにキス。



リュークの頭にもおはようのキス。



「朝食は召し上がられました?」

「まだだ。このまま仕事に向かう。アレンが休むと言うので、自ら宰相の元へ行かねばならん」

「ふふふっ、リーナもお休みするそうですよ。さっきアレン様が駆け込んできて、攫って行きました」

「よかったではないか」



これで俺の友にも春が訪れればいい。



さて、俺も仕事をするか。



「キャシー?」

「はい?」

「俺たちも少し…」

「どうしたのです?」

「いや、なんでもない」



ふたりの時間が欲しいのだが。



リュークを邪魔者扱いしてると思われるのも嫌だな…。



「あのっ、アンドリュー様…」

「どうした?」

「お忙しいのは承知しているのですが…その、たまに一緒にご飯を食べたいなぁと…」



きゅーんと胸が痛い…。