さっさと城から追い出し、後はアレンを信じるしかない。



「ありがとう、アンドリュー様」

「アレン次第だな」

「そうですね。あっ、そろそろジョアンが帰る時間だわ。リュークの所へ行きますね」

「あぁ、俺は仕事に戻る」

「陛下とお酒を飲むのですか?」

「後でな。遅くなりそうなら、あちらで休む」

「わかりました」



頬にキスをして、それぞれの目的地へ。



リュークと寝るようになってからは、仕事が忙しくて夜中になり、リュークを何度か起こしてしまったことがあったので、以前の部屋で眠ることにした。



基本的には夫婦の部屋で寝るのだが、リュークを起こすと言うことはキャシーも起こすということなので、仕方なく一人寝をする日もあるのだ。



おかげで最近、全くキャシーに触っていない。



リュークがそばにいると思うと、そんな気にもなれないわけで。



このままでは、老夫婦のような関係になってしまうのでは…?



それが最近の悩み。