「ここかなぁ…?」

目の前に立ちはだかるいかにもすごいお金をかけてそうな、インターホン、門…
そしてもんの奥にある建物…この門から建物まで歩くの大変そう…

私は今日、今まで過ごしてきた世界とは全く別世界に足を踏み入れることになるんだなぁ…と改めて実感した。
そして深呼吸をし、恐る恐るインターホンを鳴らした。

ピンポーンー…。

「はい、どちら様でしょうか?」

インターホンが鳴りしばらくしてから男の人の声が聞こえた。

「すみません、今日転入してきました中田真緒なんですが…。」

「中田様ですね、お待ちしておりました。今そちらにー…」

ブチっ…。

えぇぇ⁈
通信が途中で切れてしまった。
壊れてるのかな…?