その声を合図に麗華さんは紙に筆で何かを書きそれを破る。
すると麗華さんの手に鉈が出現した!!

その間に理乃さんは後ろから麗華さんに噛み付こうとする。

しかしその技は見切っていたと言わんばかりに麗華さんは理乃さんの首に鉈を当て動きを封じる。

「貴方、戦闘系の妖怪じゃないからやっぱり弱いですね。残念 こんな動きが遅いようでは私に勝てるわけが無い!!」



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麗華たちがデュエロをしている時エステルはとても焦っていた。

何故なら麗華は、戦闘狂 だからだ。


そしてデュエロ終了の時強く握る宝石は、先祖返りの力を抑える為のもの、抑える力が強ければ強いほどその握っていた人の力は強いということになる。

しかしリリちゃんはまだなんの先祖返りかは自分ですらわかっていない。

もしリリちゃんが、強かったらその時は麗華にデュエロを申し込まれるだろう。

でももしリリちゃんが、弱い先祖返りだった場合、宝石はその人の力を使って人を押さえ付けるから、麗華さんのように強いひとを抑える為力を余分に消費してリリちゃんは気絶してしまうだろう。

どちらにしてもリリちゃんが危ない!!

私は急いで兄さんに連絡した。

「兄さん!!…来て!!リリちゃんが今ディーラーしてるの……!!」

携帯の向こうから兄さん驚きの声が聞こえる

「っ!?デュエロしてる人はっ?」

「雫目さんと尾壁さん……」

「はぁ!?雫目!?大変じゃん!!すぐ行く!!」

そう兄さんは言うと電話を勢い良く切った。