ディーラー?
確かゲームの審判とかする役割のことを言うんだっけ?

「まあいっか!!」

麗華さんのところに行こうとした瞬間エステルちゃんに止められた。


「ちょっと待って……行かない方がいいと思う……。」


ん?どうしてだろう。

「エステルちゃん、どうし」

「花咲さんっ、早く来てください!!」


「はい!!」

私は1回エステルちゃんに笑顔を向け、麗華さんのところに行った。

「花咲さんでは簡単にデュエロについて説明させていただきます。
1,この学園は決定に迷ったり言い争いになったらデュエロで解決することができます。
2,デュエロを申し込まれたら、大抵の場合は受けなければなりません。
3,デュエロを断った場合はこの学園特有のポイントを失うか自分の争うべきものだった物を申し込んだ人に渡さなければなりません。
4,デュエロで人を殺してはいけません。
5,デュエロは必ずディーラーを付けなければいけません。
というのが大体のルールです。」

「はい。」

「始めはデュエロ開始と言って下さい。そして貴方がもうどちらかが戦えなそうだと思ったらデュエロ終了と叫んで、この宝石を強く握ってください。わたしからは以上です。それではデュエロを始めましょう。」

理乃さんの方を見るとガタガタ震えている……大丈夫かな?

麗華さんは言うまでもない。

私は生きを大きく吸い込んだ。
そして叫ぶ



「デュエロ開始!!」