「いつから待ってたの?」


「……えぇっと、20分くらい前?かな!でも、工藤くん最近いつもより10分も早く来る時があるから、次からは余裕をもってもう少し早く待ってるよ!」



朝からエネルギーがみなぎってる彼女。

てか、十分余裕持ちすぎでしょ。


「工藤くん時々10分も早いの!すごいよ工藤くん!あれだけ朝が苦手だって言ってたのに!」



工藤くんの起床時間を修正しておかなきゃ!とスマホを取り出してぶつぶつなにか言っている。


俺の彼女は、朝がバカほど苦手な俺が時々早く来る理由を少しもわかってない。