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集合場所に時間通りに着いたのはいいんだけど…



なんか、やっぱり睨みあいになってない



片桐としぃは何故か会った途端に睨み合いし始めた



やっぱり、誰か来るのか知らなかったんだ…二人とも




「ちょっと、みーこ。二人に言わなかったの？」



「だって、まさかこんな風になるなんて誰も思わないじゃん」



私と由果は誰にも気付かれないように静かな声で話した



だって、なんとかなるって思って…



「馬鹿ねぇ、まだみーこ争奪戦は終わってないのよ」



「何…それ？」



ともかく、睨みあってる二人をなんとか説得して映画館へ



はぁ…響と宇川には迷惑かけますよ…



本当にこの二人はどうかしている、わざわざ学校の外以外で睨みあうなんて…



見るのはやっぱり、話題のホラー映画



テレビのCMで少し見たけど、なかなか期待できる



隣の奴はなんか震えてるけどね



「片桐ー、怖いのー？」



「ま、まさか…」



「震えてるじゃん」



「うっせぇ！！」



この歳でまだホラー映画が怖いだなんて…