勇気「ご、ごめんなさい!変なこと聞いてしまいました」


遥「お前新人の割にはよく気づくじゃないか」


勇気「どうも」


遥「んん〜今悩んでることがあってな、相談のってくれんの?」


  これが菊さんが言ってた本来の性格…なのだろう、いつも私が会ってた遥さんは偽りだったのかな


勇気「はい」


遥「俺少し臆病でね、気になってる女の子がいるんだ、けどその子には俺の今の素を見せてなくて」


勇気「どうして見せないんですか?」


遥「その子、弱虫で泣き虫、天然で目を離すと予想外のことばかりする子、その子まだ高校生なんだよ、こんなおじさんが高校生に夢中になったのもヤベェー話だけど笑」


  なんか自惚れかも知れないけど…遥さん私の事を言っているように見える…


勇気「怖いんですか?その子に本当の素顔を見せて離れていくのが」


遥「?!…」


 遥さんは図星をつかれて驚いていた


勇気「これは俺の意見なので、参考になるかは分かりませんが、きっと大丈夫だと思います。その子、笑って「教えてくれてありがとう」て素直な気持ちを言うんじゃないかなって俺は思います」


遥「へぇ〜案外いい提案をするじゃないか笑」


勇気「ありがとうございます」


遥「それじゃあもう一つ、その子に俺が好きになり始めてきてる、いやもう好きなんだと思う。お前ならどうする?伝える?その子わかりやすいから好きな人が誰なのかわかるんだよ笑ま、俺じゃないけど」


勇気「そ、それはアドバイスするの難しいです。」


遥「…一個は採用、もう一個は没って事だな」


勇気「…あの!頑張ってください!俺応援してます」


遥「はは笑ありがとう」


  遥さんはお礼を言って中に入っていった


勇気「いいな〜俺もあんな風に素直に…伝えたい」


  この時私は遥さんを羨ましいと思ってしまった。


  自分の気持ちに素直で嘘をつかない真っ直ぐな遥さんが羨まし……


星矢「おい、勇気」


勇気「うわ?!星矢!なんだよ急に!」


星矢「お前休憩何分までて俺言った?」


勇気「30分」


星矢「今は?」


勇気「多分35分」


星矢「正解だ」


勇気「あ、あの〜星矢さん?俺忘れてた訳じゃなくて、、あ、あ、」


星矢「ふーん」


勇気「う、う、……ぎゃーーーーー」


夜まで案の定こき使われて全身悲鳴


勇気「あ、あ〜」


下っ端「お前ほんとに力ないんだな笑」


下っ端「それだとこの先大変だぜ」


勇気「構いません、もうどうにでもなれです」



下っ端(やけくそかよ)


下っ端「プリン買ってきたからみんなで食べようぜ!」


勇気「プリン‼︎食べる」


下っ端(反応はや!)


    パク!


勇気「あー体に染みる〜」



下っ端「大袈裟だな笑」


勇気「俺はプリンがこの世で大好物なんだよ笑」



下っ端「お前虫歯できるぞ」


勇気「ちゃんと歯磨きしてるからいいもん笑」