美海「んん〜」


?「お…ろ、なき…し」


  私のことかな…誰だろ…でも、眠くて目が開けられない…


?「…起きろガキ‼︎」


美海「?!うわぁ!な、なになに!…ま、真希さん?!なんでここに…」


真希「お前寝過ぎ」


美海「うそ?!今放課後ですか?!」


真希「ああ」


美海「先生怒ってますよね…」


真希「そりゃあな」


美海「謝ってきます!」


真希「罰としてトイレ掃除だってよ、今から」


美海「やって来ます!」


  私は女子トイレに行くと真希さんもついて来た


美海「?」


真希「今暇だから少し手伝ってやる」


美海「えっ…でも」


真希「二人でやったほうが早く終わるだろ」


美海「はい、ありがとうございます!」


  分かってたけど真希さんって本当にわたしより大人なんだよね…こうしてると同い年に見える笑


真希「おい、ホース取ってくれ」


美海「どうぞ」


   手際がいい…


真希「ある程度濡らした、お前便器掃除な」


美海「は〜い」


   ゴシゴシ


真希「…」


美海「これはモテるね…ボソ」


真希「やめろ、うぜえ」


美海「ご、ごめんなさい!」


真希「いや、好きな女に好きになってくれなかったらモテても意味ないだろってこと」


美海「あ、ああ〜そういうことですか…」


真希「お前は恋ってどこでわかるんだ?」


  い、いきなり何を…


美海「急に言われても分かりませんけど、いつのまにか好きになってるんですよ!きっと笑その人と話してるだけで胸がドキドキするとか!」


真希「…ふは笑お前らしいな笑」


  ?!笑われた、なんで…恥ずかしい…


真希「お前って何も考えてない様で案外考えてんだな、」


美海「ありがとうございます」


真希「よっし、ホース蛇口から取って片付けるぞ」


美海「はい!」


  今日は真希さんと色々話せたしなんかいい日笑


   …あれ?なんか…私…嬉しい…


  多分、気のせい…だよね


美海「…」


真希「片付けたか、てか、お前蛇口閉めたか?」


美海「あ、」


  バシャ!!!


  全開な回していた蛇口水は私にかかり、私はビショビショになった


真希「やっぱお前何も考えてないな」


美海「ごめんなさい…」


真希「はぁ〜お前それだと風邪ひく、俺の上着着てろ」


美海「それだとこれ濡れます」


真希「お前が風邪になるよりマシ、気にすんな」


  真希さんは優しく笑って私の頭を優しく撫でた、その事でわたしは胸がドキドキしてうるさかった。


美海「あ、」


真希「職員室でタオルもらってくるわ、陸あたり持ってるだろ、待ってろ」


美海「は、はい」


  それから先生達がタオルを持って来てくれた


陸「お前ちゃんと確認しろよな〜ほら頭ふくからこっち来い」


美海「はーい」


   ガシガシ


美海「い、いたいいたい〜」


陸「?そうか?」


京「力ばかが、かせ」


  次は瀬戸先生が拭いてくれた、すごく優しかった


美海「あ、真希さん上着洗って返しますね」


真希「…いつ?」


美海「え?…いつでしょう?」


真希「俺が聞いてんだけど」


菊「だったら明日私が貴方の家にいって取りに行ってきます、明日は土曜日なので家にいますよね?」


美海「あ、はい!明日お願いします!!」


辰巳「おお〜真希、なんでお前こんな所いんだ?」


真希「忘れ物を届けに来た」


辰巳「な〜る笑」


瑠「栗山も、もう帰れ、タオルも持って帰っていいから」


美海「わかりました」


真希「何もない所で転ぶなよ」


美海「?!き、きおつけます!」


  そう言って先生と別れて喉が渇いたので自動販売機に行くと雪さん達がいた。


美海「あ!雪さん!皆さん!」


  皆に会うのは久しぶりな気がする、学校に来ていなかったからな〜


雪「美海、お前今帰りか?」
 

美海「うん!」