「でももし戻ってこられなくなったとしても...。俺のことは忘れて」




「戻ってこられなくなるって...どういうこと?」



「ちょっと危険なことなんだ。入念に準備してるから大丈夫なはずだから。でも...もしも」



「もしもなんて言わないで!絶対生きて帰ってきて。私の彼氏は春稀だけなんだからっ!」



春稀がどんな危険なことをしているのかわかんないけどそれで死んだりしたら許さない。



「そう...だな。絶対帰ってくるから安心して待ってて」



「うん!」



それでこそ春稀。



それでこそ私の彼氏よ。