「はぁ…はぁ…」


思わず校門まで走ってきちゃった…


「あ!香里奈ちゃん」


私に気づいた彼は私を呼び止めた

…え?

「どうして…名前」


「俺、翔の親友なんだ。香里奈ちゃんのことよく聞いてたからさ」


「あ!そーなんですね!…えと」


「ごめん。名前言ってなかったね。俺、桐木つかさ。つかさって呼んで!よろしく」

そう言って微笑んだ

キュウッ
胸が締め付けられる
何これ
こんな気持ち初めてでまだ扱い慣れていない