休憩時間になるとはじまる、女子達の楽しそうなお喋り。

会話の内容はいつだって、恋、恋、恋。


中でもキラキラして見えるのは、彼氏持ちの女の子。

そこには、あたしの知らない世界が広がっている。


片想いなら誰にだって出来るけど、両想いはひとりじゃ出来ない。


だから、早く欲しかった。

あたしも……素敵な彼氏が。



そして、それは突然。

あたしの失恋と、キミからの思いがけない告白から、全ては始まった──。



『好き』より先に、キミの『彼女』になりました。