―――――――――――――――― ~♪ ~♪ それから私は毎日毎日彼の曲を聴いていた。 いわゆる “ヲタク” というのだろうか。 何かに熱中したり好奇心を抱く事がなかった私は、初恋をしたかのように彼を追い続けた。 これは叶うはずもない片想い。 それでも私はライブや個別握手会と呼ばれる1対1で会えるイベントは必ず参加していた。 そう、あの時まではいつもと変わらなかった。