「は、はい、何デショウ……」
「えー? クラスメイトなのに何で敬語なの? そういうの寂しーじゃん」
相変わらず笑顔でそう言いながら、彼はなぜか当たり前のように私の正面の空いていた席に座り、しかも机を反転させて私の机にくっつけてくる。
……まさか一緒にお昼食べる気!?
ついさっきまで、クラスの誰かと一緒にお弁当を食べようと頑張りかけていた私だけれど、この人とは絶対に仲良くされなそうだし、何話していいか本気で分からないし、そもそも何で私に声かけてきた!?
「あ、あのっ、あの……」
「何? あ、俺、松永昂。よろしくね、みずほちゃん!」
「みっ、みずほちゃっ!?」
「あれ? 名前合ってるよね? あ、もしかして名前で呼ばれるの慣れてない? じゃあしばらくは桜井さんって呼ぼうかなー?」
そう言いながら、彼――松永君は、やっぱり机の上でお弁当を広げ始める。
この人、絶対に女の子慣れしてる感じ……やっぱり苦手~~……
そう思う一方で、入学式以来、初めて誰かとお弁当を食べることになり、それに関しては少し嬉しさもあって……。
「えー? クラスメイトなのに何で敬語なの? そういうの寂しーじゃん」
相変わらず笑顔でそう言いながら、彼はなぜか当たり前のように私の正面の空いていた席に座り、しかも机を反転させて私の机にくっつけてくる。
……まさか一緒にお昼食べる気!?
ついさっきまで、クラスの誰かと一緒にお弁当を食べようと頑張りかけていた私だけれど、この人とは絶対に仲良くされなそうだし、何話していいか本気で分からないし、そもそも何で私に声かけてきた!?
「あ、あのっ、あの……」
「何? あ、俺、松永昂。よろしくね、みずほちゃん!」
「みっ、みずほちゃっ!?」
「あれ? 名前合ってるよね? あ、もしかして名前で呼ばれるの慣れてない? じゃあしばらくは桜井さんって呼ぼうかなー?」
そう言いながら、彼――松永君は、やっぱり机の上でお弁当を広げ始める。
この人、絶対に女の子慣れしてる感じ……やっぱり苦手~~……
そう思う一方で、入学式以来、初めて誰かとお弁当を食べることになり、それに関しては少し嬉しさもあって……。