「あいつが女子と話してるなんて珍しい」
松永君も、私と同じようなことを思ったらしい。
篠原君と松永君は同じくらい女の子にモテるみたいだけど、女友達が多くて女子とも普通に話す松永君に比べて、篠原君はいつもクールで、ファンの女の子達にも素っ気ない。
そんな篠原君が、女の子と何を話しているんだろう?
すると女の子は、篠原君に対してぺこりと頭を下げるとその場から逃げるように走り去る。
女の子と別れ、一人になった篠原君が教室に入ろうとしてーー私達と視線がぶつかる。
「何見てるんだよ」
そう言われると、「ご、ごめん!」と謝るしかない。場所が廊下だったとはいえ、勝手にじろじろ見ていい光景ではなかっただろう。
しかし松永君は、
「いいじゃん、別に。減るもんじゃあるまいし」
と謝る気配はない。
そして、
「何話してたの? もしかして告白されてた?」
と、はっきり質問するのだった。
松永君も、私と同じようなことを思ったらしい。
篠原君と松永君は同じくらい女の子にモテるみたいだけど、女友達が多くて女子とも普通に話す松永君に比べて、篠原君はいつもクールで、ファンの女の子達にも素っ気ない。
そんな篠原君が、女の子と何を話しているんだろう?
すると女の子は、篠原君に対してぺこりと頭を下げるとその場から逃げるように走り去る。
女の子と別れ、一人になった篠原君が教室に入ろうとしてーー私達と視線がぶつかる。
「何見てるんだよ」
そう言われると、「ご、ごめん!」と謝るしかない。場所が廊下だったとはいえ、勝手にじろじろ見ていい光景ではなかっただろう。
しかし松永君は、
「いいじゃん、別に。減るもんじゃあるまいし」
と謝る気配はない。
そして、
「何話してたの? もしかして告白されてた?」
と、はっきり質問するのだった。