教室に向かって廊下を歩いていると、香の姿を発見した。
「香」と声をかけると、振り向いた香がこちらへ向かってくる。
「おはよ、みずほ。今、みずほの教室行こうとしてたんだー……って、みずほが男子と歩いてる!」
香が篠原君の顔を見ながら目を丸くさせる。
「あ、もしかして君、この間松永って奴からみずほを助けてくれたっていう、篠原梓君?」
香にそう聞かれると、篠原君は「あ、うん……」と控えめに答えた。
「そっか、私はみずほの幼馴染みの、天野香! 初めまして!」
香が挨拶すると、篠原君はなぜか歯切れ悪く「……どうも……は、初めまして……」と返事する。
篠原君、何か様子がおかしい? どうしたのだろう。
香もそんな彼のことを不思議に思ったのか、篠原君の顔をじーっと見つめる。
すると、突然。
「……んっ? あんた、もしかして……」
と、香が篠原君を指差してそう言った瞬間、篠原君は。
「……天野さん、ちょっと来て!」
と言って、香の腕を引っ張ってどこかへ行ってしまった。
え、何だ⁉︎
何が起こった⁉︎
「香」と声をかけると、振り向いた香がこちらへ向かってくる。
「おはよ、みずほ。今、みずほの教室行こうとしてたんだー……って、みずほが男子と歩いてる!」
香が篠原君の顔を見ながら目を丸くさせる。
「あ、もしかして君、この間松永って奴からみずほを助けてくれたっていう、篠原梓君?」
香にそう聞かれると、篠原君は「あ、うん……」と控えめに答えた。
「そっか、私はみずほの幼馴染みの、天野香! 初めまして!」
香が挨拶すると、篠原君はなぜか歯切れ悪く「……どうも……は、初めまして……」と返事する。
篠原君、何か様子がおかしい? どうしたのだろう。
香もそんな彼のことを不思議に思ったのか、篠原君の顔をじーっと見つめる。
すると、突然。
「……んっ? あんた、もしかして……」
と、香が篠原君を指差してそう言った瞬間、篠原君は。
「……天野さん、ちょっと来て!」
と言って、香の腕を引っ張ってどこかへ行ってしまった。
え、何だ⁉︎
何が起こった⁉︎