そう言うと、篠原君は突然、まるで言葉に詰まったかのように、何も答えてくれなくなる。


「……篠原君?」

「……そうだったな……」

「え?」

「あっ、いや、何でもない」

「そう?」


篠原君の様子が若干気になったけれど、そのまま二人で体育館へと向かった。


今日もマネージャー業、頑張ろう。