「ところで」
ジャージに着替え終えた私の姿を正面からじっ……と見つめながら、小森先輩が口を開く。
「桜井さんって、松永君と付き合ってるの?」
「えぇっ⁉︎」
予想もしていなかったとんでもない質問をぶつけられ、分かりやすく動揺してしまう。
「こっ、小森先輩、突然何を……⁉︎」
「あははっ、私のことは結って名前で呼んでくれていいよ。私もみずほちゃんって呼ぶね。
でもそうか、付き合ってる訳じゃないのか。松永君が、仲良さがな感じでみずほちゃんを連れてきたから、てっきりそうなのかと」
「仲良さげだなんて、そんなことないです……」
松永君は明らかに女の子慣れしていて、私に対しても自然に肩に手を回してきたり、不意に頭を撫でてきてりと距離感が近いからそう見えただけだと思う。
松永君は誰に対してもそういう感じだと思うから、私と特別仲が良い訳では勿論ない。話したのも今日が初めてだし。
そもそも私は男子が苦手だから、誰かと付き合うなんて、松永君に限らず有り得ないよ。
ジャージに着替え終えた私の姿を正面からじっ……と見つめながら、小森先輩が口を開く。
「桜井さんって、松永君と付き合ってるの?」
「えぇっ⁉︎」
予想もしていなかったとんでもない質問をぶつけられ、分かりやすく動揺してしまう。
「こっ、小森先輩、突然何を……⁉︎」
「あははっ、私のことは結って名前で呼んでくれていいよ。私もみずほちゃんって呼ぶね。
でもそうか、付き合ってる訳じゃないのか。松永君が、仲良さがな感じでみずほちゃんを連れてきたから、てっきりそうなのかと」
「仲良さげだなんて、そんなことないです……」
松永君は明らかに女の子慣れしていて、私に対しても自然に肩に手を回してきたり、不意に頭を撫でてきてりと距離感が近いからそう見えただけだと思う。
松永君は誰に対してもそういう感じだと思うから、私と特別仲が良い訳では勿論ない。話したのも今日が初めてだし。
そもそも私は男子が苦手だから、誰かと付き合うなんて、松永君に限らず有り得ないよ。