すると、良悟くんはニヤッとした。
「えー。ふたりとも細いからまだ全然余裕だって。むしろ俺はもうちょっと肉付きがいい方が……」
「はいはい、そういうのいいから。それに別に男の子のために痩せてたいんじゃないんです~。好きな服を着るためにスタイルを維持していたいの!」
「え~、そういうもんなのー?」
芽衣の言葉に、良悟くんは大袈裟に落胆したような顔をした。
そのやり取りがおかしくて、私はくすりと笑う。
ふと、光雅くんはどんな女の子が好みなんだろうと考え始めてしまったが、慌ててそれを打ち消した。
そして三人でそんな会話をしながら十分ほど待ったところで、やっと私たちはテーブル席へと案内された。
「私はやっぱり目玉のフルーツタルトのケーキセットかなあ~。飲み物はコーヒー! 紗良はどうする?」
「うん、私もそれにする。飲み物はダージリンティーにしようかな」
テーブルにはメニューがふたつあったので、私は隣に座った芽衣と眺めていた。
もうひとつのメニューは、良悟くんに渡している。
「えー。ふたりとも細いからまだ全然余裕だって。むしろ俺はもうちょっと肉付きがいい方が……」
「はいはい、そういうのいいから。それに別に男の子のために痩せてたいんじゃないんです~。好きな服を着るためにスタイルを維持していたいの!」
「え~、そういうもんなのー?」
芽衣の言葉に、良悟くんは大袈裟に落胆したような顔をした。
そのやり取りがおかしくて、私はくすりと笑う。
ふと、光雅くんはどんな女の子が好みなんだろうと考え始めてしまったが、慌ててそれを打ち消した。
そして三人でそんな会話をしながら十分ほど待ったところで、やっと私たちはテーブル席へと案内された。
「私はやっぱり目玉のフルーツタルトのケーキセットかなあ~。飲み物はコーヒー! 紗良はどうする?」
「うん、私もそれにする。飲み物はダージリンティーにしようかな」
テーブルにはメニューがふたつあったので、私は隣に座った芽衣と眺めていた。
もうひとつのメニューは、良悟くんに渡している。