「それでは、新任の先生を紹介します。」

長い長い校長の話も終わり、新任の先生が入ってきた。





「キャァーーーーーーー!!」
一瞬にして黄色い歓声に包まれた。
だってそこには、






誰もが認めるほどのイケメンがいたから。




あれ?なんかこの人、見たことある気がする。



「ね、この人見たことない?」
心海にきいてみた。
「え?見たことあるの?いいなー、こんなイケメンに出会えて」


否定どころか、羨ましがられた。




そこからは何も頭に入ってこなかった。





だって、その人を見つめるのに夢中だったから。