一体、どうしたんだろう？

そう思いながら会社を後にすると、電車に乗ってＥ駅へと向かった。

１番出口を出て右の方に歩くとコンビニが…と思っていたら、ローソンが見えてきた。

そのうえにマンションがあったので、ここが星川くんの自宅なんだと言うことがわかった。

「えーっと、５０１号室だったな…」

エレベーターに乗って５階へと向かうと、部屋の前に到着した。

ピンポーン

チャイムを鳴らすと、
「はーい」

ドアの向こうからかわいらしい声とパタパタとこちらに向かって走ってくる足音が聞こえた。

誰かきているのかな？

そう思っていたら、ドアが開いた。

そこから顔を出したのは、かわいらしい小さな女の子だった。

年齢は幼稚園の年長さんか小学１年生くらいだろう。

えっ、誰だ？

てっきり星川くんがくるんだと思っていた私は訳がわからなかった。