保冷バックに弁当箱と別容器に入れたデザートのいちご、温かいほうじ茶が入った水筒を入れた。

白のタートルネックにジーンズと言うシンプルな服装のうえからコートを羽織ると、カバンと保冷バックを手に持った。

歩きやすいようにスニーカーを履くと、
「行ってきまーす」

家を後にした。

待ちあわせ場所である駅の方へと向かうと、星川くんと青空ちゃんはもうすでにきていた。

「あっ、お姉さんだ!」

私を見つけた青空ちゃんが大きく手を振った。

その手を振り返しながら彼らのところへ歩み寄ったら、
「おはようございます、杉田さん」

星川くんがあいさつをしてきた。

「おはようございます、星川くん」

私はあいさつを返した。