「あれ?赤崎さんだ。新年早々会えるなんて俺達やっぱり特別な縁がありそうだね。」
この聞き覚えのある爽やかな声…クルッと振り返ると高成さんがいた。
「高成さんも初詣ですか?」
「うん。友達と来たんだけど、赤崎さんが居るのが見えたからこっちに来てみた。清水さんと来たの?」
「えっ…えっと…。」
蓮さんと来たなんて言えないし、返事に困る。どうしようと裕香と目を合わせた。高成さんはニコニコしながら私の返事を待っている。
「やっぱ美織じゃん。あけおめ〜。」
困っている私の後ろからまた聞き覚えのある声がする。パッと声のする方を見ると、やっぱり杉村さんがいた。
「杉村さんも初詣来てたんですか。」
「まぁな…って、何で高成がいるんだよ。あ〜あ、新年早々嫌なもの見たわ。」
「それはこっちのセリフだっつぅの。お前こそ邪魔だから早くどっか行けよ。」
さっきまでニコニコしていた高成さんも、杉村さんを見ると敵対心を露わにした。本当に仲の悪い二人だな。それよりもまた変な状況になってきたしどうしよう。逃げ出したいよ。
高成さんと杉村さんの言い合いも段々ヒートアップしてきて、周りの参拝客も注目し始める。恥ずかしいのもあるけど、私はただでさえ蓮さんと一緒にいれないストレスもあり、何だか腹が立ってきた。もうガツンと一発言ってやろうかな。
この聞き覚えのある爽やかな声…クルッと振り返ると高成さんがいた。
「高成さんも初詣ですか?」
「うん。友達と来たんだけど、赤崎さんが居るのが見えたからこっちに来てみた。清水さんと来たの?」
「えっ…えっと…。」
蓮さんと来たなんて言えないし、返事に困る。どうしようと裕香と目を合わせた。高成さんはニコニコしながら私の返事を待っている。
「やっぱ美織じゃん。あけおめ〜。」
困っている私の後ろからまた聞き覚えのある声がする。パッと声のする方を見ると、やっぱり杉村さんがいた。
「杉村さんも初詣来てたんですか。」
「まぁな…って、何で高成がいるんだよ。あ〜あ、新年早々嫌なもの見たわ。」
「それはこっちのセリフだっつぅの。お前こそ邪魔だから早くどっか行けよ。」
さっきまでニコニコしていた高成さんも、杉村さんを見ると敵対心を露わにした。本当に仲の悪い二人だな。それよりもまた変な状況になってきたしどうしよう。逃げ出したいよ。
高成さんと杉村さんの言い合いも段々ヒートアップしてきて、周りの参拝客も注目し始める。恥ずかしいのもあるけど、私はただでさえ蓮さんと一緒にいれないストレスもあり、何だか腹が立ってきた。もうガツンと一発言ってやろうかな。