『好きだよ。』
多香子の目をまっすぐに見てそう言った渉は再びオムライスを口に運んだ。
『できれば付き合いたいけど、返事は今すぐじゃなくていい。付き合うなら結婚まで考えてるから』
さらっという渉に多香子のパフェはどんどんと溶けていった。





その数日後だった。
多香子が屋上に行ったとき、屋上で涙する慶輔を見つけたのは・・・。