自分の膝に視線を落とすしかできないさとみ。



ますます、身体がじっとり緊張で汗ばんでくる。



ブラをつけていないTシャツを隠したくなる。



短パンを引っ張って太ももを隠したくなる。



ばか。



自意識過剰。



23にもなって、免疫なさすぎ



また。笑われちゃうよ。



きっと、社長は何とも思っていないのに。



子供みたいだって言ってたじゃん。



さとみはのぞき見するように、社長の方を見た。



ちょうど視線をあげた社長の瞳に



捕まった。



どくん。



心臓がはねる。