他の誰でもない、幸人くんの声だった。
泣きじゃくる桜井さんを私から無理やり離す幸人くん。
「いい加減にしろよ!!」
「……だって、だって……!!」
桜井さんはそれでも私を睨みつける。
「私は悪くない!!全部越野さんのせい!!全部ぜんぶ!!」
「……あのぉ、何があったのか知らないけれど、さっきのスマホのカメラに録画したから」
そう言ったのはクラスメートの男の子だった。
改めて見てみると、幸人くんの他に男女合わせて3人いた。
みんな同じクラスの人達だ。
「大丈夫!?」
そう言って私にかけ寄ってくれたのは、小谷さんだった。
「……録画?」
桜井さんの顔が真っ青になる。
「泣いている越野さんのこと、ずっと罵って叩いてましたよね?」
男の子がそう言って、録画した動画を再生した。
泣きじゃくる桜井さんを私から無理やり離す幸人くん。
「いい加減にしろよ!!」
「……だって、だって……!!」
桜井さんはそれでも私を睨みつける。
「私は悪くない!!全部越野さんのせい!!全部ぜんぶ!!」
「……あのぉ、何があったのか知らないけれど、さっきのスマホのカメラに録画したから」
そう言ったのはクラスメートの男の子だった。
改めて見てみると、幸人くんの他に男女合わせて3人いた。
みんな同じクラスの人達だ。
「大丈夫!?」
そう言って私にかけ寄ってくれたのは、小谷さんだった。
「……録画?」
桜井さんの顔が真っ青になる。
「泣いている越野さんのこと、ずっと罵って叩いてましたよね?」
男の子がそう言って、録画した動画を再生した。