「おいしいもん。……葵は?何のお店がいい?」
幸人くんが楽しそうな声で聞く。
「えー、何かなぁ?うーん……」
考えてみる。
たこ焼きやクレープとか、食べ物系は面白そう。
昔、碧ちゃんが『変身屋』と言って、訪れたお客さんをメイクしたり衣装を着せて、文字通り変身させる出し物をしていたと聞いたことがある。
そういうのも面白そう。
「うーん、迷う……」
「お化け屋敷とかも人気らしいけど」
幸人くんが何気なく言った。
「え?お化け屋敷!?」
私は声が裏返った。
「葵、怖いの苦手?」
幸人くんがクスクス笑う。
「苦手。だって怖いもん」
「じゃあ、お化け屋敷以外になったらいいな」
翌日。
3時間目のホームルーム。
「じゃあ、多数決の結果で文化祭のうちのクラスの出し物は、お化け屋敷になりました!」
私は絶句した。
幸人くんが楽しそうな声で聞く。
「えー、何かなぁ?うーん……」
考えてみる。
たこ焼きやクレープとか、食べ物系は面白そう。
昔、碧ちゃんが『変身屋』と言って、訪れたお客さんをメイクしたり衣装を着せて、文字通り変身させる出し物をしていたと聞いたことがある。
そういうのも面白そう。
「うーん、迷う……」
「お化け屋敷とかも人気らしいけど」
幸人くんが何気なく言った。
「え?お化け屋敷!?」
私は声が裏返った。
「葵、怖いの苦手?」
幸人くんがクスクス笑う。
「苦手。だって怖いもん」
「じゃあ、お化け屋敷以外になったらいいな」
翌日。
3時間目のホームルーム。
「じゃあ、多数決の結果で文化祭のうちのクラスの出し物は、お化け屋敷になりました!」
私は絶句した。